江州葭写真
江州葭


ものしりその1 近江八幡の水郷から生まれた日本文化の「粋」

イラスト 近江八幡市の円山地区は水郷地帯として知られており、今も約50ヘクタールに及ぶ葭地が広がっています。この葭を利用して、近江八幡では古来からすだれが製造されてきました。また、夏障子や衝立、茶室の天井、屋根ヨシ、建材用などに広く使用され、日本文化の一端を担ってきたといっても過言ではありません。
さて、近江八幡では「葭」と呼んでいるこの植物は「葦」とどう違うのか、と疑問に思う人も多いでしょう。もともと関東ではヨシ、関西ではアシと呼んでいたのですが、アシは悪しに通じるので、「善し」に変わったという説があります。
葭づくりに関わる人々の間では、「葦と葭は本来同じものだが、さやの中が、葦は詰まっているのに対して葭は空洞になっている」として区別しているということです。

 
ものしりその2 環境にやさしく、びわ湖を美しくしてくれる葭

イラスト すだれは、「蒸し暑い日本の夏をいかに涼しく過ごすか」という工夫から生まれた和のインテリア・エクステリア素材といえます。
身近な自然素材を利用して作られた「ブラインド」というとわかりやすいでしょうか。風通しがよく、日中の強い日差しをさえぎってくれるすだれは、冷房設備のない時代、日本の夏の強い味方だったのです。その効用は、エアコンの整った今でももちろん変わりありません。すだれを使用することで室内は急激な気温の上昇を避けられますから、エアコンを使うときでも、より少ない電力で、室内を快適に保つことができるでしょう。
またすだれの材料である葭には、水質浄化作用があるといわれています。葭地が「濾過装置」のはたらきをするとともに、葭が成育中にびわ湖から窒素やリンなどを体内に取り込こんで水質を浄化するのです。葭のすだれは、人にやさしく、びわ湖にもやさしい「エコグッズ」なのです。


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