みんなで応援!東北・気仙沼プロジェクト

東北・気仙沼プロジェクトについて

東北・気仙沼プロジェクトは東日本大震災の復興を支援すべく設立当初の平成24年から取り組んだプロジェクトです。

宮城県気仙沼市様、気仙沼商工会議所様の協力も得ながら、コラボメニューの開発・販売、共同購入などを実施。商工団体として、経済交流を軸に被災地の復興を支援しました。

このプロジェクトで私たちが目指したものは、

(1) 持続可能な支援であること
(2) 経済交流を通じた支援であること
(3) 双方の良いものを組み合わせること

です。

写真A1

持続可能な経済交流

双方の地域の発展のために、良い循環を形成するきっかけを支援によって創り出すことを目的としました。

具体的には、

(1) 地元産品の共同仕入れ
(2) コラボ商品の開発
(3) 商品の委託加工資産

です。

資料①

取引によって、事業が継続できる(収益を得る)ことが持続可能な条件であるとわたしたちは考えます。その事業を継続していきます。取引を継続することが被災地をずっと忘れないための最良の方法だとも考えています。

宮城県 気仙沼市について

資料②

2011年3月11日からわたしたちは、この出来事にどのように関わっていけばいいか模索してきました。起こってしまったことを、どう解釈し行動するか。わたしたちは、自分たちの出来ること、その支援を目指して、宮城・気仙沼を支援のポイントにさせていただきました。

(1) 被災地としての支援が必要であり、かつ先方の受入体制が整っていること。
(2) 人口規模や産業規模等が近江八幡市と同等であること。
(3) 特色のある産品があり、これが滋賀県内に流通していないこと。

以上の条件から、福島県、宮城県、岩手県の市町村について、各地商工会議所に調査や直接問合せを行った結果、宮城県気仙沼市を支援先として選定することに至りました。

○震災当時の気仙沼市の人口規模と産業規模

世帯数:25,457世帯 人口:73,489人
(平成22年国勢調査において)

○被災地としての気仙沼

東日本大震災で、宮城県気仙沼市は非常に大きい被害を受けました。

特に、漁港の漁船用燃料タンクが流出し、これによる大規模火災が発生したことは、テレビ映像等でも大きく取り上げられました。また、350t大型漁船が陸に打ち上げられたり、沿海部の養殖かき用筏がすべて流されたり、漁港市場、水産加工施設、製氷施設等が流出し、市内産業の中心である漁業に対して、壊滅的な打撃を被っていました。

特産品×特産品

両地域の特産品を使用した新たなメニューを開発し、各地で販売する。まずわたしたちは近江八幡・気仙沼の特色のある産品の調査をはじめました。

コラボメニュー紹介

未利用資源を活用 ふか肉メニュー

ふかひれ世界一の気仙沼。そのふかひれをとったあとのふか(よしきりざめ)は気仙沼でも未利用資源でした。近江八幡のわたしたちにも当然、未知の食材。未利用資源であるがゆえに、入手容易で安価であり、栄養価も高い。わたしたちは、この食材を中心に取り組みをすすめることしました。

写真A2
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フカ肉入りクリームシチュー

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気仙沼産のフカ肉を中心に、近江八幡産の赤こんにゃく、丁字麩、全粒粉小麦を使用したクリームシチュー。

フカ肉入りライスコロッケ

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気仙沼産のフカ肉に、近江八幡産の赤こんにゃく、チーズが入ったライスコロッケ。

フカヒレ入りミネストローネ

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気仙沼産のフカヒレが入ったミネストローネ、近江八幡産の地元野菜がふんだんに入っているスープ。

サメ味噌

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赤味噌をベースに、サメ肉のほぐし身、赤こんにゃく、水郷野菜などを混ぜ込んで、おかず味噌のように仕立てた。

気仙沼の海の恵み×びわ湖の恵み しじみ汁

滋賀県・琵琶湖産しじみはしじみのなかでも殻が厚く光沢があり、肉厚の身とうまみが多いことで知られています。しじみは貝類一のコハク酸を持ち、だしには濃いうまみが溶け込みます。

しじみ汁

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気仙沼産のみそ、びわ湖産のしじみ、そして早春の三陸の海でしか採れない貴重な高級海藻「まつも」を使った、湖の味と磯の香のしじみ汁。